仕事や勉強、家事や育児で、心身の疲労がたまっている女性は多いもの。「疲れているのに眠れない」「なんだか気持ちが落ち着かない」など、不調を抱えていませんか。
そんな時におすすめなのが、アロマセラピーです。植物から抽出される精油の香りにより、穏やかな心へ導いてくれます。ストレッチやマッサージと組み合わせると、体の疲れにもアプローチ出来ます。
本記事では、アロマセラピーの効果から、おすすめの精油の種類をご紹介。心身のさまざまな不調でお悩みの方は、参考にしてみてください。
アロマセラピーとは
アロマセラピーは、植物が持つ癒しの力を凝縮した「精油(エッセンシャルオイル)」を使った芳香療法です。
鼻から入った香りは脳に働きかけ、心に安らぎや活力を与えます。また、肌に塗布するトリートメントとして使えば、精油の有効成分が皮膚を通して体に吸収されていきます。
このように、アロマセラピーは香りや成分の力で、私たちが本来持っている自然治癒力を高め、心身のバランスを整えてくれるのです。
アロマセラピーの効果3選
心をリラックスさせる
私たちの体は、仕事・家事・育児などさまざまなストレスにさらされています。そうしたストレスを和らげ、心身を深いリラックス状態へと導きます。
また、失敗して気分が落ち込んでいる時や、何となくだるさを感じる時もあるものです。そんな時、精油の香りは気分を明るくしたり、活力を与えたりしてくれます。
体に働きかける
精油の香りは、鼻や器官をなどを経て、体中をめぐっていきます。その過程で、精油に含まれる成分が体にさまざまな作用をもたらします。たとえば、ローズマリーやペパーミントなどは炎症にアプローチするため、肩こりや頭痛などにお悩みの方にぴったりです。
また、精油は分子量が小さいため、皮膚からも吸収されます。マッサージと組み合わせると、顔のむくみに働きかけたり、肌の荒れを整えたりする効果などが期待できます。
悩み別におすすめの精油はある?
一口に精油といっても、その種類はさまざまです。ここでは、悩み別におすすめのものをご紹介しましょう。
肩こり・腰痛
肩こりや腰痛などは、筋肉が緊張することで引き起こされます。これらにアプローチするためには、次のようなアロマがおすすめです。
種類 | 特徴 |
ラベンダー | 自律神経に働きかけて、気持ちを落ち着かせる |
ローズマリー | さわやかな香りで、筋肉をリラックスさせる |
レモン | フレッシュな香りで、心身をリフレッシュさせる |
ジンジャー | 血流に働きかけて、体を温めていく |
これらの香りと一緒に、簡単なストレッチを組みわせると、より効果を高めることができます。体が温まっている入浴後や、気持ちがリラックスしやすい就寝前などに合わせて、5分程度ストレッチをすることから始めてみましょう。
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胃腸が弱い
胃腸が弱い方は、消化を促進したり、胃のけいれんを沈めたりする効果が期待できるアロマが適しています。たとえば、次のような精油がぴったりです。
種類 | 特徴 |
ペパーミント | 爽快感のある香りが、胃もたれやお腹の張りに働きかける |
カモミール | 甘く優しい香りで、ストレスからくる胃の痛みにアプローチする |
マジョラル | 温かみのある香りが、冷えから来るお腹の不調に働きかける |
胃腸が弱っているときは、体が冷えて血流が弱まっている場合があります。浴槽に精油を3~5滴たらすと、全身を温めつつ、リラックス効果を高められます。
また、寝る3時間前までには食事を終えているのも理想です。お仕事の都合などで夜遅くに夕飯をとらなくてはならい方は、消化のよいものや刺激の少ないものを食べるように心がけましょう。
寝つきが悪い
疲れているのになかなか眠りにつけないのは、とても辛いものです。そんな時にぴったりなのが、下記のようなアロマの香りです。
種類 | 特徴 |
ベルガモット | 上品な柑橘系の香りが、心身の緊張を和らげる |
サンダルウッド | 不安や苛立ちをおさえ、心を落ち着かせる |
ネロリ | 甘くやさしい香りが、不安定な気持ちを和らげる |
香りの効果を高めるためには、環境を整えるのも大切です。就寝する1時間前にはパソコンやスマホを触るのをやめて、リラックスした体制を作りましょう。
強すぎる香りが苦手な方は、アロマディフューザーを使ってみてください。就寝する30分くらい前からアロマディフューザーを使い、心身をリラックスした状態へ。眠りにつくタイミングで自動的に止まるように設定するとよいでしょう。
まとめ
アロマセラピーは、精油によって心身のバランスを整えてくれます。ストレスで心が疲れている時、肩こりや腰痛に悩まされている時などにぴったりです。
効果で選ぶのも大切ですが、自分がリラックスできる香りを探してみるのもおすすめです。日々のケアに取り入れて、心身の健康を育んでみてはいかがでしょう。