デスクワークをされている方の場合、眉間やおでこなど、ついつい力を入れてしまいがち。そんな顔の緊張をほぐすのに効果的なのが、フェイシャルマッサージです。しかし、誤った方法で実施すると、肌に負担をかけてしまうケースも。
本記事では、フェイシャルマッサージの注意点や、ポイントを解説します。フェイスラインのもたつきやむくみが気になる方の参考になれば幸いです。
フェイシャルマッサージの注意点は?
マッサージは、肌にとって良い効果をもたらしますが、やり方を誤ると、かえって肌トラブルにつながる可能性も。まずは、注意するポイントを解説しましょう。
肌に負担をかけない
マッサージするときに力を入れすぎるのはNGです。強い摩擦は、肌を傷つけるだけでなく、メラニン色素の生成を促進してしまうことも。結果として、シミや肌のくすみにつんがることがあります。
特に肌が弱い方は、少し刺激を与えただけでも肌が赤くなることも。負担をかけないように、やさしくマッサージするのがポイントです。
肌の状態をしっかりと見極める
何らかの肌トラブルが起きているときにマッサージをすると、状態が悪化する可能性があります。自分自身の肌状態をしっかりと見極めることが大切です。たとえば、以下のような状態のときは、刺激を与えるのはおすすめできません。
- 肌荒れやニキビがある…これらのトラブルが起きているときは、刺激を与えると状態が悪化する可能性があります。
- 日焼けした直後…日焼けした直後の肌は、とてもデリケートな状態です。肌に負担をかけてしまうため、落ち着くまでマッサージは避けましょう。
- 乾燥がひどいとき…肌が乾燥しているとき、バリア機能も低下しています。この状態で刺激を与えると、肌荒れや乾燥が悪化することも。状態が安定するのを待ちましょう。
- 体調が悪いとき…マッサージは血流を促すため、体調をさらに悪化させる可能性があります。
これらの状態では、肌によい効果を及ぼすばかりか、逆効果になる場合もあるため注意しましょう。
負担をかけないマッサージのポイント
フェイシャルマッサージは、肌への刺激をなるべく少なくすることが大切です。ここからは、負担をかけないマッサージのポイントを紹介しましょう。
クリームやオイルを使う
肌に負担をかけないためには、クリームやオイルをたっぷり使って、滑りをよくすることが大切です。量が少ないと、肌への刺激が大きくなり、摩擦が生じてしまいます。
指を顔に滑らせたときに肌が引っ張られたり、痛みを感じたりしたら、刺激が強すぎる可能性があります。クリームの量を増やすか力加減を少し弱めるといいでしょう。
長時間やりすぎない
フェイシャルマッサージは、時間をかけ過ぎると肌への負担となり、逆効果になるケースも。血流がよくなっている入浴後、5~10分ほどの短時間で実践するのがおすすめです。
また、毎日実践するのが難しいケースもあるでしょう。その場合は、週に2~3回程度実践できれば問題ありません。無理なく続けられる範囲で行ってください。
メイクは落としてから
ファンデーションなどが残った状態でマッサージをすると、汚れが毛穴に落ち込んでしまう可能性があります。メイクはきちんと落としてから、清潔な肌で実践しましょう。
汚れた手でマッサージをすると、肌荒れにつながってしまうリスクもあります。石鹸で手をよく洗い、汚れを顔につけないように注意してください。
フェイスマッサージにおすすめの部位
フェイスマッサージは、顔全体に行っても構いませんが、特に効果的な箇所があります。ここから、おすすめの部位について解説しましょう。
フェイスライン
あごから耳の下にかけてのフェイスラインは、水分や老廃物が溜まりやすい部分です。特に食生活が乱れていたり、下を向いてスマートフォンを使っていたりすると、フェイスラインがぼやけがち。
また、耳たぶの下あたりには、大きなリンパ節があります。その部分を刺激すると顔の血流がよくなり、老廃物が流れやすくなります。
目の周り
パソコンやスマートフォンによって目を酷使すると、目の周りの筋肉が緊張しやすくなります。血行不良によって、目の周りがくすんで見えたり、クマができたりすることも。
眉頭やこめかみには目の疲れにアプローチするツボが集中しているため、その部分をやさしく刺激してあげましょう。血流が促され、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。
おでこ
無意識に眉をひそめたり、おでこにシワを寄せたりしてしまう方は多いもの。おでこのあたりの筋肉をやさしくほぐすと、緊張が和らぎます。
また、おでこの筋肉は、頭皮・首・肩の筋肉ともつながっています。おでこをマッサージしてあげると、これらの緊張が緩和されることがあります。
まとめ
おでこマッサージは、多くのメリットをもたらします。しかし、刺激を与えすぎたり、肌トラブルが起きていたりするときに実践すると、逆効果になるケースも。
大切なのは、摩擦を避け、優しく丁寧に行うことです。毎日のスキンケアに数分取り入れて、すっきりとしたフェイスラインを目指しましょう。