セルフネイルケアのメリットは?手順やポイントを解説

両手の爪を見る女性

指先は、何気なく見える部分でありながら、人の印象を左右する重要なパーツです。爪が割れたり二枚爪になったり、甘皮が目立ったりすると、どんなにデザインが良くてもその美しさは半減してしまいます。

ジェルネイルやマニキュアを楽しむ方も多いですが、それらをきれいに見せるためには、ネイルをする前の準備、つまりセルフネイルケアが不可欠です。適切な道具で正しいケアを行うことで、爪自体の健康も保てます。

本記事では、セルフネイルケアのメリットから道具の選び方、手順、注意点までをご紹介します。美しい爪を目指したい方やケア方法でお悩みの方の参考になれば幸いです。

セルフネイルケアのメリット

爪やその周りを清潔に整えるセルフケアは、自爪をなめらかでツヤのある健康的な状態に導く大切な習慣です。丁寧にケアを行うことで、縦すじや二枚爪、割れやすさといったトラブルの予防にもつながります。

これらの原因の多くは乾燥にあるため、日常的に保湿を意識することが重要です。さらに、ベースが整っているとマニキュアやジェルネイルの持ちが良くなり、仕上がりも一層美しく見える効果があります。つまり、ネイルの美しさを長持ちさせるためにも、自爪の健康を守るケアが欠かせないのです。

用意する道具

セルフネイルケアを行うためには、いくつかの道具が必要です。基礎となるケアグッズは、次のようなものがあります。

道具用途
エメリーボード(爪やすり)、ネイルファイル爪の長さや形を整える
バッファー、シャイナー爪表面の凹凸をなめらかに整える
甘皮ツール(プッシャー、キューティクルリムーバー、ニッパー)甘皮を柔らかくしてから、押し上げ・除去する。ルースキューティクル(浮いた角質)も取り除く
保湿アイテム(ネイルオイル、ハンドクリームなど)甘皮処理後のケアや乾燥対策として使う
ベースコート、トップコート、エナメルリムーバーなどネイルカラーを塗る前の下地作り・仕上げの保護・古いマニキュアの除去用など

時間がないからと、爪切りで爪を切る方も多いかもしれません。しかし、爪切りは爪に大きな衝撃を与え、割れや乾燥などのトラブルを招くことも。爪やすりで長さを整えて、ダメージをなるべく与えないようにするのがポイントです。

正しいケアの手順

道具をおさえられたら、次は正しい手順を知りましょう。ここでは、日常でのケアにおける基本的な流れをご紹介します。

  1. 爪の長さ・形を整える…エメリーボード等を使い、爪やすりを45度の角度で一定方向に動かして形を整える。サイド側は指先に丸みなど好みで調整。
  2. 爪表面の凹凸を整える…バッファーやシャイナーでやさしく磨き、ざらつきをなくす。爪が薄い人は磨きすぎ注意。
  3. 甘皮処理…ぬるま湯で指先を浸して甘皮を柔らかくする。 キューティクルリムーバーやネイルオイルを使って甘皮を柔らかくしてから、プッシャーで軽く押し上げる。
  4. マニキュア・カラーを塗る場合…下準備として爪に残った油分や汚れを拭き取る。ベースコート、カラー 、トップコート の順で塗る。ハケの液量や塗る順序に注意してムラを防ぐ。
  5. 保湿・仕上げケア…ケアの最後にネイルオイルやハンドクリームを使って爪と手肌を保湿し、マッサージをすることで血行促進にもつながる。乾燥を防ぐことで爪のひび割れやささくれ、縦ジワなどを予防。

美しい爪に導くためには、道具をそろえることと、ケアの手順を守ることが大切です。また、ネイルケアはすぐに効果が表れるものではないため、毎日コツコツと続けましょう。

セルフネイルケアの注意点はある?

爪磨きは艶出しに有効ですが、やり過ぎは角質層を削って自爪を薄くし、割れや二枚爪の原因になります。バッファーは軽い力で短時間、同じ方向に数回だけ行いましょう。

甘皮処理はアフロートスクールが強調するように、ぬるま湯やリムーバーで柔らげてから、プッシャーでそっと押し上げ、浮いた角質のみ最小限を除去します。切り過ぎや強い力は炎症・ささくれを招くので注意してください。

ケアした後は、乾燥を防ぐためにオイルやクリームでの保湿が大切です。また、道具が汚れていると感染リスクを高めるため、使用後は汚れをきれいにふき取り、清潔な場所で保管するように心がけましょう。

なお、濃い色やラメ入りのネイルは、短時間で除去するのが難しいケースがあります。爪に負担をかけないためには、リムーバーをしっかりと浸透させるのがポイントです。リムーバーを添付した後はラップやホイルなどで指先を包み、液を染み込ませてからネイルを取り除くよう心がけましょう。

まとめ

正しいセルフネイルケアは、「道具をきちんと揃える」「手順を守る」「やりすぎ、強すぎを避ける」「保湿を怠らない」ことの4点が重要です。

まずは、爪の形と長さを整えてから表面を滑らかにし、甘皮を安全に処理することで、ネイルカラーの発色やもちも格段によくなります。最後にネイルオイルやハンドクリームでしっかり潤いを与えることが、健康的な爪を育む土台となります。

毎日の小さなケアの積み重ねが、指先の美しさと爪の強さにつながりますので、まずは自分の爪の状態を観察し、無理のない範囲で上記ステップを取り入れてみてください。きれいな指先は、自信と丁寧な印象を与えてくれるでしょう。

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